柏崎の魅力
柏崎は新潟県中越地方の南西部の柏崎平野に位置します。東部には東頸城丘陵（ひがしくびききゅうりょう）が連なり、南部に米山、黒姫山、八石山など稲作の命の水を産み出す山々を望みます。北東方面から南西に方面の42㎞に及ぶ日本海の海岸線が続いています。柏崎を中心として北東部は幅の広い砂浜と砂丘が続きますが、南西部は海岸段丘の岩石海岸で波に削られて、荒々しい景観を見せ、沖には佐渡島を望みます。
江戸時代は北国街道の宿場町として栄え、物資の集積地として港なども交通の要衝でした。三方を山で囲まれているため、海岸線以外は峠を越えることになりますが、長岡までは約35㎞、上越市までは約40㎞離れています。上越新幹線と北陸新幹線とほぼ等距離に位置しています。また、県庁所在地の新潟市までは約85㎞の距離にあります。
42㎞に及ぶ海岸線には15か所の海水浴場が県内外の客を迎えています。太陽に背を向けて立つと光の加減で、水面は青く見えます。そのため新潟から見る日本海は深い青色に見えます。それ故、日本の渚百選の「鯨波海岸（くじらなみかいがん）」や快水浴場百選の「番神・西番神海水浴場」など屈指の海水浴場もあります。
♪米山さんから～の名調子の「三階節」の標高993ｍの米山公園は国定公園にも指定されています。海抜0ｍからスクッと盛り上がる山容は素敵です。また、中腹にはブナの原生林が残っています。
柏崎の農業生産の主軸は米作です。また、市の面積の65%ほどが林野面積を占めています。5つの漁港があり、吾智網漁や刺し網漁、釣漁業などが行われ、マダイ、ヒラメ、カレイ、メバルなどの漁獲が多いです。特に、鯛の漁獲量は県内有数で、鯛めしなどの鯛料理が郷土料理です。柏崎の新名物が「柏崎鯛茶漬け」です。炊きたての地元産コシヒカリに鯛の刺身や焼いてほぐした身をのせて、温かい出し汁をかけて食べます。東京ドームで行われた「第4回全国ご当地どんぶり選手権」でグランプリを獲得しました。現在、柏崎市内の約30店舗の飲食店や旅館で提供されています。
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